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出来高推移に着目したヒートマップシート
相場のエネルギーを探るという観点からは、株価の推移を見るよりもスピード感の点で出来高の推移を見た方がより適当と考え、出来高の推移に着目したシートを作ってみました。
- 過去10営業日前の出来高 vs 直近の出来高比較(出来高に着目したモーメンタム)
- 過去14営業日の出来高推移に着目したサイコロ
- 過去3営業日の出来高平滑移動平均と直近の出来高の乖離率
- 過去4~6営業日前の出来高平滑移動平均と直近の出来高の乖離率
- 過去7~9営業日前の出来高平滑移動平均と直近の出来高の乖離率
- 過去10~12営業日前の出来高平滑移動平均と直近の出来高の乖離率
- 出来高推移に着目したRSI(9営業日と14営業日)
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着目点
- 10営業日モーメンタムでは、濃い緑色が多い。10営業日前の出来高よりも増えている銘柄は3銘柄のみ。
- 株価が上がっている銘柄でも、出来高のサイコロでは●(出来高が減少)が目立つ。
- 過去に遡るほど、直近の出来高との乖離が大きい。
- 9営業日のRSIは30~50%を示す銘柄が多い。
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考察
来週は、1月28日(木)日本時間 4:00AMにFOMCの結果発表を控えています。日米の株式市場では、注目度の高い主要銘柄の決算発表が多くあります。米国バイデン大統領就任から日柄が浅いこと、以上のことが主たる原因で、現時点、日米両株式市場のエネルギーが低下していると考えます。
株価主体・出来高主体、以上2つのヒートマップシートの比較において、出来高主体のシートの方が個別株に流れ込むエネルギーの低下状態が一瞥で判断出来ることが分かりました。
明日以降、出来高ヒートマップシートの色変化に着目し観察を継続します。研究課題としている3つのパラメータを調整することで、エネルギーの変化をもっと際立たせたいと考えています。